ハチと持続可能性 ハチと持続可能性 ハチと持続可能性


この前の自転車利用促進運動についてのブログに引き続き、
コペンハーゲンで行われているその他の持続可能な活動について考えていたら、
蜂養プログラム(Bybi)について思い出しました。
これは少し前に大学で持続可能性に関連した講義を受けていたとき、ゲスト・スピーカーとして一人の講師がコペンハーゲンで行われている、持続可能な活動の一環として紹介してくれたものです。
もちろんはじめてその話のタイトルを聴いたときは、なんで蜂なのか、蜂と持続可能な街の実現には何の関係があるのかさっぱりわからなかったのですが、講演を聴いているうちに大まかな仕組みがわかり、今回ブログを書くにあたって、少しリサーチすることでさらに詳しく活動の意義を知ることができました。
ということで、今回はこの発見を皆さんと共有したいと思います!

まずなぜ蜂なのか。
蜂は植物の生態系において、特に、花が受粉する過程でとても大切な役割を果たします。
ここでいう蜂とはミツバチのことで、
蜂が花から巣へ蜜と花粉を運ぶ活動を行うことによって、様々な種類の花粉の受粉が行われ、植物の生態系に多様性をもたらします。
しかし近年では農園などでの農薬の影響で蜂の活動が衰えており、蜂は生存の危機に瀕しているとも言われていました。
この対策として始められたのが都市部での蜂養活動です。
ミツバチは人に危害を与えない他、蜂の巣からとれる蜂蜜は都心部の飲食店や、食料品店で都市のブランドとして販売が可能で、観光客を引きつける一つの要素ともなり得ます。
特に蜂蜜はそれらが採取される地域の植物や大気環境によって香りや味に違いが出ることから街の中でも地域によって風味が異なることもあるのだとか。
蜂蜜好きにとっては各地域のブランド蜂蜜を試してみるのも楽しそうですよね。
ちなみに蜂は大気中の汚染物質から純粋な蜂蜜だけを抽出する能力があることから、郊外に比べ大気汚染がひどい都市部でも純粋で美味しい蜜を集められるそうです。
またコペンハーゲンでの蜂養活動はホームレスの方や知能障害を抱える人々、難民や移民の方々に蜂養講習を提供することで、将来の失業者のための雇用先としても考えられています。

蜂養の活動が都心部で注目されるに連れて、
街では雇用が生まれ、植物を育てる人が増加し、
そのお蔭で人々の生活の中に緑が増え、心に余裕ができ、環境にまで好影響を与えるとすれば
一石二鳥以上の利点が生まれそうです。
ちなみにデンマーク以外の都市(東京など)でも蜂養活動は行われているようなので、皆さんも時間があれば、ご自身の身近な街で蜂養家たちが設置した巣箱を探してみてくださいね。

では今回はこの辺で。次回もコペンハーゲンで行われている持続可能な活動について紹介できるように街での活動に気を配りながら生活したいと思います。


あやの


ちなみにみやもとちゃんが前回のブログで紹介していたCOP21に関連するCOP15はコペンハーゲンでの開催でしたよ~!

ロードバイクさん、
前回のブログへのコメントありがとうございました。朝のラッシュ時にはスーツ姿の人たちが自転車に乗って通勤する光景をよく見かけます。一日の始まり、自転車で新鮮な風をあびながら会社に出勤すれば気持ちも明るくなりそうですね。


参考文献
東京ハニー:都市におけるミツバチの役割 http://ourworld.unu.edu/jp/tokyo-honey-a-role-for-urban-bees

City bees http://www.eea.europa.eu/atlas/eea/city-bees/story/article

Wonderful Copenhagen CVB has adopted two bee families
http://www.copenhagencvb.com/copenhagen/wonderful-copenhagen-cvb-has-adopted-two-bee-families



この記事へのコメント

  • ハッチー

    コペンハーゲンは、社会保障でも様々な手助けをしてるんですね!蜂養で雇用をつくるとこ面白かったです!1つ思ったのですが、これが都市部でも行うことができるなら、逆に地方の蜂養業の雇用がなくなって結果的に過疎化が進む原因にならないのかなあと疑問に思いました。
    2015年06月18日 19:33