グレーゾーンならやってしまえ

不要なモノをどうにかしたい人、そして、それを必要としている人、
この両者が存在することで成り立つシェアリングエコノミー(共有型経済)。
それは、モノやサービスであったり、人であったり、空いた時間や、使っていない場所であったりもする。


前回に引き続き、今回も出口が、シェアリングエコノミーについて少し見ていきたいと思います。

シェアリングエコノミーについて数回にわたり書いてきましたが、シェアリングエコノミーについては理解できましたでしょうか?
つい最近、年上の友人に「何それ?」と聞かれたため、冒頭に書いたように何度でも繰り返して定義します。笑
ちなみに、定義はかなり広くて、以下のような事業も含まれるとされています*1


Instacart: クラウドソーシング型、新鮮食品の即時配達サービス
Postmates: 地域商品を1時間以内に配達するサービス
Peeby: 近所の人から必要なモノを30分以内で調達し、お届けするサービス
DogVacay: 近場から安全に犬を預かってくれる人を探すサービス

上記のような事例を見てみると、地域に根ざしたサービスが目立ちます。これって地位活性化につながってて、地域コミュニティの人のつながりや地域経済の発展に繋がってて、やっぱりシェアリングエコノミーは魅力的ですね。
ペットの犬を24時間体制・保険付きで預かってくれるサービスってゆうのは面白いですよね。


さてさて、今回の記事で最も言いたいことは、これまで述べてきたようなシェアリングエコノミーって素敵だねってことではなく、シェアリングエコノミーの欠点についてです。

え、欠点ってあるの?

もちろん、ビジネスですからあります。
シェアリングエコノミーの代表格でもあるUberに対するタクシー会社からの抗議や規制問題*2は聞いたことがあるのではないのでしょうか。それは、安全面や資格、高度な運転技術などが求められる既存タクシー会社が増加するUberに日々、客を奪われ、不公平な競争市場になっています。これによってUberに対する規制がかけられました。
既存市場にいきなりUberのような新規企業が入ってきたんですもんね。


規制問題の他にも、サービスの信頼性の担保あります。
シェアリングエコノミーは大半が個人間で行われるビジネスのため、より高度な信頼性が求められます。空き部屋や先ほどの事例である犬の保護、前回の記事で紹介したミールシェア。高度な安全性の保証と保険、事業者のプロフィールの可視化*3、充分な情報量の開示などの仕組みの導入が求められます。


かなり簡潔に2つの欠点について触れましたが、まだまだありますし、新規なだけにこれからも出てくるでしょう。



グレーゾーンならやってしまえ

2015年4月に開催された「新経済サミット2015」において、ある衆議員の方が、「グレーならやってしまえ」とおっしゃっていました。それは、独自性かつ新規性があるアイデアなんだけど、誰もが開拓していなかった”(法の抜け)穴”をついているだけに、これを公的に始めると法規に引っかかるかもしれないリスクがあるということ。
このグレーゾーンで悩んでるくらいなら行動にうつしてしまおうという起業家精神的な考えは、私も賛成です。シェアリングエコノミーに限らず、規制や信頼がどうこうの前に、やってしまえって個人的には思います。


以上のような、規制問題や信頼性の担保などの問題点に関しては議論がありますが、皆さんはどうお考えでしょうか?


参考文献
*1 AFP/Rob Lever (2015) 「シェアリング・エコノミー」がもたらす変革と反発」http://www.afpbb.com/articles/-/3041538 (参照日:2015年10月1日)
*2 Shuya Ogawa (2015) 「シェアリング・エコノミーと業規制 (1)」
http://www.bizlawinfo.jp/#!%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%81%A8%E6%A5%AD%E8%A6%8F%E5%88%B6-1/c21xo/5521be200cf21933cd3b4bf9 (参照日:2015年10月1日)
*3 矢野経済研究所 (2015) シェアリングエコノミー(共有経済)市場に関する調査結果 2015
https://www.yano.co.jp/press/press.php/001433 (参照日:2015年10月1日)


この記事へのコメント